“廉頗”の読み方と例文
読み方割合
れんぱ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔、廉頗れんぱは年八十に及んで、なお米一斗、肉十きんを食い、天下の諸侯、これをおそれ、あえてちょうの国境を犯さなかったといいます。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
景隆は紈袴がんこの子弟、趙括ちょうかつりゅうなればなり。趙括を挙げて廉頗れんぱに代う。建文帝の位を保つ能わざる、兵戦上には実にこれに本づく。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
つねに重さ六十斤の大鉞おおまさかりを自由に使うという無双な豪傑ですし、胸中の武芸もまた、いにしえの廉頗れんぱ李牧りぼくに優るとも劣るものではありません。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)