“れんぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廉頗75.0%
漣波25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つねに重さ六十斤の大鉞おおまさかりを自由に使うという無双な豪傑ですし、胸中の武芸もまた、いにしえの廉頗れんぱ李牧りぼくに優るとも劣るものではありません。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは川面かわも漣波れんぱに、蘆荻ろてきのそよぎに、昼顔の花に、鳥のさえずりに、ボロ服とボロぐつにあるのではないか。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
編中に插入そうにゅうされた水面の漣波れんぱ、風にそよぐ蘆荻ろてきのモンタージュがあるが、この插入にも一脈の俳諧はいかいがある。この無意味なような插入が最後の「自由」のシーンと照応して生きてくるように思われる。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)