“趙甌北”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうおうほく33.3%
てうおうほく33.3%
ちょうおうぼく16.7%
てうおうぼく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
趙甌北ちょうおうほくの「論詩」の七絶はこの間の消息を伝えたものであろう。芸術は妙に底の知れないすごみを帯びているものである。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
趙甌北てうおうほくの「論詩」の七絶はこの間の消息を伝へたものであらう。芸術は妙に底の知れない凄みを帯びてゐるものである。
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
趙甌北ちょうおうぼくが絶句に、十笏庭斎傍水涯。鳳仙藍菊燦如霞。老知光景奔輪速。不名花草花。といえるを思えば病来草花を愛するの情更に深からずんばあらず。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
趙甌北てうおうぼく呉門雑詩ごもんざっしに云ふ。看尽煙花細品評えんくわをみつくしてこまかにひんぴやうす始知佳麗也虚名はじめてしるかれいのまたきよめいなるを従今不作繁華夢いまよりおこさずはんくわのゆめ消領茶煙一縷清せうりやうすさえんいちるのせい。又その山塘さんたうの詩に云ふ。老入歓場感易増おいてくわんじやうにいればかんましやすし煙花猶記昔遊曾えんくわなほしるすせきいうのそう酒楼旧日紅粧女しゆろうきうじつこうしやうのぢよ已似禅家退院僧すでににたりぜんかたいゐんのそう