“趙州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうしゅう80.0%
でうしう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
短刀を鞘へ収めて右脇へ引きつけておいて、それから全伽ぜんがを組んだ。——趙州じょうしゅう曰くと。無とは何だ。糞坊主くそぼうずめとはがみをした。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
道元が趙州じょうしゅうの「儞若一生不叢林、兀坐不道、十年五載、無人喚作儞唖漢」[なんじ若し一生不離叢林ふりそうりんなれば、兀坐不道ごつざふどうならんこと十年五載すとも
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
趙州でうしう和尚といふ有名な唐の坊さんは、趙州古仏晩年発心ほつしんと人にはれただけあつて、六十一になつてから初めて道にこゝろざした奇特きどくな心懸の人である。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)