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貰
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も
ふりがな文庫
“
貰
(
も
)” の例文
高さこそは私の
丈
(
せい
)
より少し低い位でしたが、三人
坐
(
すわ
)
つて遊ぶにはもつてこいといふ加減で、下にぢいやに頼んで
枯草
(
かれくさ
)
を敷いて
貰
(
も
)
らひ
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
「
酒
(
さけ
)
そつちの
方
(
はう
)
へたんと
掛
(
か
)
けねえで
貰
(
も
)
れえてえな」
兼
(
かね
)
博勞
(
ばくらう
)
はけろりとした
容子
(
ようす
)
をして
戯談
(
じやうだん
)
をいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
長「だがね、何うも……だからよ、貰って置くから
宜
(
い
)
いじゃアねえか……誠にどうも旦那ア、極りが
悪
(
わる
)
いけれど、
私
(
わっち
)
も貧乏
世帯
(
じょてえ
)
を張ってやすから此の金はお
貰
(
も
)
れえ申しやしょう」
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
而
(
さう
)
して
其
(
そ
)
れから
家
(
うち
)
の
暖
(
あたゝか
)
い
閑靜
(
かんせい
)
な
書齋
(
しよさい
)
に
歸
(
かへ
)
つて……
名醫
(
めいゝ
)
に
恃
(
かゝ
)
つて
頭痛
(
づつう
)
の
療治
(
れうぢ
)
でも
爲
(
し
)
て
貰
(
も
)
らつたら、
久
(
ひさ
)
しい
間
(
あひだ
)
私
(
わたくし
)
はもうこの
人間
(
にんげん
)
らしい
生活
(
せいくわつ
)
を
爲
(
し
)
ないが、
其
(
それ
)
にしても
此處
(
こゝ
)
は
實
(
じつ
)
に
不好
(
いや
)
な
所
(
ところ
)
だ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「俺達が好いなら、かまわないだろう、そこへ入れて
貰
(
も
)
らおうか」
警察署長
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
田舎へ
貰
(
も
)
られて ゆきました
十五夜お月さん
(旧字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
一
(
いイち
)
のお
宮
(
みや
)
で
灯
(
ひ
)
を
貰
(
も
)
ろて
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
行かぬといへば何となく済まぬ様なりて、少しく
躊躇
(
ためら
)
つて居ると、母も出て参り升たから、母に頼んで諦めて
貰
(
も
)
らはうと思ひつき升た。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
そうしてそれから
家
(
うち
)
の
暖
(
あたたか
)
い
閑静
(
かんせい
)
な
書斎
(
しょさい
)
に
帰
(
かえ
)
って……
名医
(
めいい
)
に
恃
(
かか
)
って
頭痛
(
ずつう
)
の
療治
(
りょうじ
)
でもして
貰
(
も
)
らったら、
久
(
ひさ
)
しい
間
(
あいだ
)
私
(
わたくし
)
はもうこの
人間
(
にんげん
)
らしい
生活
(
せいかつ
)
をしないが、それにしてもここは
実
(
じつ
)
にいやな
所
(
ところ
)
だ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「ツアヽ」おら何でもえゝからおれがいふことを聽いて
貰
(
も
)
れてえんだ。
芋掘り
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
こぼれ水
貰
(
も
)
ろた
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
格別の
益
(
やく
)
にはたゝんといふのだよ、着るものや、
食
(
たべ
)
るものや、雨露を
凌
(
しの
)
ぐ家はみんな両親に
供
(
そな
)
へて
貰
(
も
)
らふのだから、外に大した
入用
(
いりよう
)
はないではないか?
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
いつ
貰
(
も
)
ろた
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
貰
漢検準1級
部首:⾙
12画
“貰”を含む語句
乳貰
御貰
銭貰
貰人
貰物
文貰
物貰
貰受
焼米貰
貰下
貰乳
火貰
貰子
貰引
貰手
貰水
貰泣
口貰