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貞節
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ていせつ
ふりがな文庫
“
貞節
(
ていせつ
)” の例文
質請
(
しちうけ
)
して御主人を
暖
(
あたゝ
)
かに
休
(
やす
)
ませられよ
外
(
ほか
)
に思案は有まじと
貞節
(
ていせつ
)
を盡して申を聞き喜八も涙を流して
其志操
(
そのこゝろざし
)
を
感
(
かん
)
じ
僅
(
わづか
)
二分か三分の金故妻を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「その上、
敵
(
かたき
)
の娘お清に夢中になつて、自分の女房——あの
貞節
(
ていせつ
)
なお初までも殺してしまつたのは、何んといふ人非人の仕業だ」
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
……そこにお
死
(
し
)
にゃったるロミオこそはヂュリエットが
正
(
たゞ
)
しい
夫
(
をっと
)
、またそこにお
死
(
し
)
にゃったるヂュリエットこそはそのロミオが
貞節
(
ていせつ
)
なる
宿
(
やど
)
の
妻
(
つま
)
、
二人
(
ふたり
)
を
嫁
(
めあは
)
したは
手前
(
てまへ
)
。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
さればとて
香爐峯
(
かうろほう
)
の
雪
(
ゆき
)
に
簾
(
みす
)
をまくの
才女
(
さいぢよ
)
めきたる
行
(
おこな
)
ひはいさゝかも
無
(
な
)
く
深窓
(
しんそう
)
の
春
(
はる
)
深
(
ふか
)
くこもりて
針仕事
(
はりしごと
)
に
女性
(
によしやう
)
の
本分
(
ほんぶん
)
を
盡
(
つく
)
す
心懸
(
こゝろが
)
け
誠
(
まこと
)
に
殊勝
(
しゆしよう
)
なりき、
家
(
いへ
)
に
居
(
ゐ
)
て
孝順
(
かうじゆん
)
なるは
出
(
いで
)
て
必
(
かな
)
らず
貞節
(
ていせつ
)
なりとか
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
忘れ彼是
難澁
(
なんじふ
)
を
申懸
(
まをしかけ
)
いたし且又道中にて野尻宿與惣次
召仕
(
めしつかへ
)
の下女專と申者と
密通
(
みつつう
)
致し叔母女房留守中
貞節
(
ていせつ
)
を相守候者を彼是惡名を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
モン長 いや、こなたよりはまだ
參
(
まゐ
)
らするものがおぢゃる。
吾等
(
われら
)
純金
(
じゅんきん
)
にて
姫
(
ひめ
)
の
像
(
ざう
)
を
建
(
た
)
て
申
(
まう
)
し、
此
(
この
)
ヹローナが
同
(
おな
)
じ
呼名
(
よびな
)
で
知
(
し
)
らるゝ
限
(
かぎ
)
り、
貞節
(
ていせつ
)
なヂュリエットどのゝ
黄金
(
こがね
)
の
像
(
ざう
)
をば
上無
(
うへな
)
き
記念
(
かたみ
)
と
崇
(
あが
)
めさせん。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
赤坂傳馬町二丁目長助店元麹町三丁目浪人藤崎道十郎後家願人みつ 其方儀願ひ出候
目安
(
めやす
)
を
取調
(
とりしら
)
べる處
事實
(
じじつ
)
相違
(
さうゐ
)
無之
(
これなく
)
且
(
かつ
)
永年
(
えいねん
)
夫
(
をつと
)
無實
(
むじつ
)
の
罪科
(
ざいくわ
)
に
逢
(
あひ
)
しを
歎
(
なげ
)
かは
敷
(
しく
)
心得
貞節
(
ていせつ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“貞節”の意味
《名詞》
貞 節(ていせつ)
妻(嫁)が配偶者の死没したあとも再婚せずに婚家に残り節を守ること。
家庭で妻が夫に貞操をつくすこと。
(出典:Wiktionary)
貞
常用漢字
中学
部首:⾙
9画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“貞節”で始まる語句
貞節者