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くんかい
ふりがな文庫
“
訓戒
(
くんかい
)” の例文
ですから
諺
(
ことわざ
)
は、
命令
(
めいれい
)
の
意義
(
いぎ
)
から、だん/\
變化
(
へんか
)
して、
社會的
(
しやかいてき
)
の
訓戒
(
くんかい
)
あるひは、
人間
(
にんげん
)
としての
心
(
こゝろ
)
がけを
説
(
と
)
くといふ
方面
(
ほうめん
)
に、
意味
(
いみ
)
が
變化
(
へんか
)
して
來
(
き
)
ました。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
次の時代に生れて来る若いものゝ身の
上
(
うへ
)
を
極
(
きは
)
めて
無頓着
(
むとんちやく
)
に
訓戒
(
くんかい
)
批評する事のできる便利な性質を持つてゐるものだ
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
一八郎の
訓戒
(
くんかい
)
を思いだし、目をつぶるように気を持って、バラバラッと、早足に駈けだしてしまった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
縁側を通る姿が見えたので、丁度考えていた折から一つ
訓戒
(
くんかい
)
を加える気になったのである。
嫁取婿取
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
そして彼は娘のその肉体にかりそめの
訓戒
(
くんかい
)
をもたらすだけの残酷さにも堪え得なかった。
道鏡
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
兵達を立たせ、そして私が一席の
訓戒
(
くんかい
)
を加えることを、吉良兵曹長は予期したのだろうか。あるいは兵隊に苦痛をあたえたことだけで事足りたであろうか。私には判らなかった。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
終りに述べる僕の実験談は普通に言う
逆上
(
のぼせ
)
るのとは違うけれども、その性質においては同じであるし、かつ僕に取っては逆上の
訓戒
(
くんかい
)
としてしばしば記憶にのぼる経験であるから
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そしてロチスター氏に別れを
告
(
つ
)
げる爲めに待つこともしないで、彼等は廣間の入口から出て行つてしまつた。牧師は彼の教區民に、
訓戒
(
くんかい
)
か
叱責
(
しつせき
)
か、短い言葉を告げる爲めに留つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
傳
(
つた
)
ふる
處
(
ところ
)
の
怪異
(
くわいい
)
の
書
(
しよ
)
、
多
(
おほ
)
くは
徳育
(
とくいく
)
のために、
訓戒
(
くんかい
)
のために、
寓意
(
ぐうい
)
を
談
(
だん
)
じて、
勸懲
(
くわんちやう
)
の
資
(
し
)
となすに
過
(
す
)
ぎず。
蓋
(
けだ
)
し
教
(
をしへ
)
のために、
彼
(
か
)
の
鬼神
(
きしん
)
を
煩
(
わづ
)
らはすもの
也
(
なり
)
。
人意
(
じんい
)
焉
(
いづくん
)
ぞ
鬼神
(
きしん
)
の
好惡
(
かうを
)
を
察
(
さつ
)
し
得
(
え
)
むや。
怪談会 序
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
宗助
(
そうすけ
)
はそれを
普通
(
ふつう
)
の
子
(
こ
)
が
普通
(
ふつう
)
の
親
(
おや
)
の
訓戒
(
くんかい
)
を
聞
(
き
)
く
時
(
とき
)
の
如
(
ごと
)
くに
聞
(
き
)
いた。
父
(
ちゝ
)
は
又
(
また
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それはわたしを
疑
(
うたが
)
わないように、
訓戒
(
くんかい
)
してやるためであった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
薄気味
(
うすきみ
)
わるい表情と口調とで、
訓戒
(
くんかい
)
を与えるのだった。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
紙を粗末にせぬようにと、長々と
訓戒
(
くんかい
)
を述べて
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
信長はよくそんなことを左右に語って、自分の
戒
(
いまし
)
めともし、また部将をも暗に
訓戒
(
くんかい
)
していた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
訓戒
(
くんかい
)
のことばをのべた。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“訓戒”の意味
《名詞》
訓戒(くんかい)
諭して、戒めること。
(出典:Wiktionary)
訓
常用漢字
小4
部首:⾔
10画
戒
常用漢字
中学
部首:⼽
7画
“訓戒”で始まる語句
訓戒口調