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縮
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ちゞみ
ふりがな文庫
“
縮
(
ちゞみ
)” の例文
貴重尊用
(
きちようそんよう
)
の
縮
(
ちゞみ
)
をさらすはこれらとはおなじくせず、別にさらし場をもうけ、よろづに心を用ひてさらす事御
機
(
はた
)
をおるに同じ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
額
(
ひたい
)
の
広
(
ひろ
)
い
眼
(
め
)
の大きな仏教に縁のある相である。
縮
(
ちゞみ
)
の
襯衣
(
しやつ
)
の上へ
脊広
(
せびろ
)
を着てゐるが、
脊広
(
せびろ
)
は
所々
(
ところ/″\
)
に
染
(
しみ
)
がある。
脊
(
せい
)
は頗る高い。瘠せてゐる所が暑さに釣り合つてゐる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
盜
(
ぬす
)
み出し
其上
(
そのうへ
)
臺所
(
だいどころ
)
へ火を付
何處
(
いづく
)
共
(
とも
)
なく
迯失
(
にげうせ
)
けり
折節
(
をりふし
)
風
(
かぜ
)
烈
(
はげし
)
く忽ち
燃上
(
もえあがり
)
しかば
驚破
(
すは
)
火事
(
くわじ
)
よと近邊大に騷ぎければ喜八はまご/\して居たりしが
狼狽
(
うろたへ
)
漸々
(
やう/\
)
屋根よりは
下
(
おり
)
たれ共
足
(
あし
)
縮
(
ちゞみ
)
て
歩行
(
あゆま
)
れず殊に金子と
庖丁
(
はうちやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
我が
郡中
(
ぐんちゆう
)
小千谷
(
をぢや
)
の
縮
(
ちゞみ
)
商人
芳沢屋
(
よしさはや
)
東五郎
俳号
(
はいがう
)
を二松といふもの、商ひの
為
(
ため
)
西国にいたり
或
(
ある
)
城下に
逗留
(
とうりう
)
の間、旅宿の
主
(
あるじ
)
がはなしに
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
凡
(
およそ
)
織物
(
おりもの
)
を
専業
(
せんげふ
)
とする所にては、
織人
(
はたおり
)
を
抱
(
かゝ
)
へおきて
織
(
おら
)
するを利とす。
縮
(
ちゞみ
)
においては
別
(
べつ
)
に
无
(
な
)
き一国の名産なれども、
織婦
(
はたおりをんな
)
を
抱
(
かゝ
)
へおきておらする家なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
そも/\
縮
(
ちゞみ
)
と
唱
(
とな
)
ふるは
近来
(
きんらい
)
の事にて、むかしは此国にても
布
(
ぬの
)
とのみいへり。布は
紵
(
を
)
にて
織
(
お
)
る物の
総名
(
そうみやう
)
なればなるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
稲穂
(
いなぼ
)
又は紙にて作りたる金銭、
縮
(
ちゞみ
)
あきびとなどはちゞみのひな形を紙にて作り、
農家
(
のうか
)
にては木をけづりて
鍬鋤
(
すきくは
)
のたぐひ
農具
(
のうぐ
)
を小さく作りてもちばなの枝にかくる。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
東五郎猶その村その人をも
尋
(
たづね
)
きけば、鶴を
助
(
たす
)
けたる人は東五郎が
縮
(
ちゞみ
)
を売たる家なれば、すぐさまその家にいたり
猶
(
なほ
)
委
(
くはし
)
く聞て、さて国の
土産
(
みやげ
)
にせん、
穀
(
もみ
)
を一二粒
賜
(
たま
)
はれかしと
乞
(
こひ
)
ければ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“縮”の解説
縮(ちぢみ)とは中世日本において枡の大小差から発生する計量上の減少分のこと。
(出典:Wikipedia)
縮
常用漢字
小6
部首:⽷
17画
“縮”を含む語句
萎縮
縮尻
畏縮
唐縮緬
一縮
恐縮
伸縮
縮毛
緋縮緬
黒縮緬
居縮
絹縮
縮緬
大縮尻
紫縮緬
縞縮緬
友禅縮緬
縮図
緊縮
收縮
...