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稲穂
ふりがな文庫
“稲穂”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いなぼ
60.0%
いなほ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いなぼ
(逆引き)
稲穂
(
いなぼ
)
又は紙にて作りたる金銭、
縮
(
ちゞみ
)
あきびとなどはちゞみのひな形を紙にて作り、
農家
(
のうか
)
にては木をけづりて
鍬鋤
(
すきくは
)
のたぐひ
農具
(
のうぐ
)
を小さく作りてもちばなの枝にかくる。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
線路へ出て、ずっと見ると、一面の浜田がどことなく、ゆさゆさ動いて、
稲穂
(
いなぼ
)
の分れ伏した処は幾ヶ所ともなしに
細流
(
せせらぎ
)
が
蜘蛛手
(
くもで
)
に走る。二三枚空が映って、田の白いのは
被
(
かぶ
)
ったらしい。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
稲穂(いなぼ)の例文をもっと
(3作品)
見る
いなほ
(逆引き)
夢中
(
むちゅう
)
で
振
(
ふ
)
り
払
(
はら
)
ったお
蓮
(
れん
)
の
片袖
(
かたそで
)
は、
稲穂
(
いなほ
)
のように
侍女
(
じじょ
)
の
手
(
て
)
に
残
(
のこ
)
って、
惜
(
お
)
し
気
(
げ
)
もなく
土
(
つち
)
を
蹴
(
け
)
ってゆく
白臘
(
はくろう
)
の
足
(
あし
)
が、
夕闇
(
ゆうやみ
)
の
中
(
なか
)
にほのかに
白
(
しろ
)
かった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
大岡家の紋は、
稲穂
(
いなほ
)
の輪だった。
家祖
(
かそ
)
が、稲荷の信仰者で、それに
因
(
ちな
)
んだものという。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
稲穂(いなほ)の例文をもっと
(2作品)
見る
稲
常用漢字
中学
部首:⽲
14画
穂
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
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稻
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