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策
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はかりごと
ふりがな文庫
“
策
(
はかりごと
)” の例文
天晴れでかしたり賢女なり貞女なり、それでこそ我が最愛の妻、さては我も心安し、ここ一番雄心ふり起こして、この
策
(
はかりごと
)
を実行しみばや。
葛のうら葉
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
今といふ今汝の思ひは同じ
働
(
はたらき
)
同じ
容
(
かたち
)
をもてわが思ひの中に入り、我はこの二の物によりてたゞ一の
策
(
はかりごと
)
を得たり 二八—三〇
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
今
(
いま
)
は
死
(
し
)
を
待
(
ま
)
つばかりなり。
即
(
すなは
)
ち
難
(
なん
)
を
貴下
(
きか
)
の
許
(
もと
)
に
報
(
ほう
)
ず、
稻妻
(
いなづま
)
幸
(
さひはひ
)
に
死
(
し
)
せずして、
貴下
(
きか
)
に
此
(
この
)
書
(
しよ
)
を
呈
(
てい
)
するを
得
(
え
)
ば、
大佐
(
たいさ
)
よ、
乞
(
こ
)
ふ
策
(
はかりごと
)
を
廻
(
めぐ
)
らして
吾等
(
われら
)
の
急難
(
きふなん
)
を
救
(
すく
)
ひ
玉
(
たま
)
へ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
長い竹をここ、かしこと、岩の上に渡したのは、
牽綱
(
ひきづな
)
をわが勢に
逆
(
さから
)
わぬほどに、
疾
(
と
)
く
滑
(
すべ
)
らすための
策
(
はかりごと
)
と云う。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
友仁はその馬前へ往って
策
(
はかりごと
)
を献じたところが、それが月沙の意に
称
(
かの
)
うて、脱公の幕僚に推薦してくれた。
富貴発跡司志
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
彼この
策
(
はかりごと
)
を未だ陳べ終らざるに、我は彼等が翼をひらき、我等をとらへんとてほどなき處に來るを見たり 三四—三六
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
實
(
じつ
)
は、
少年
(
せうねん
)
と
共
(
とも
)
に、
只
(
たゞ
)
一口
(
ひとくち
)
に、
堪難
(
たえがた
)
き
空腹
(
くうふく
)
を
滿
(
みた
)
したきは
山々
(
やま/\
)
だが、
待
(
ま
)
てよ、
今
(
いま
)
此
(
この
)
小
(
ちい
)
さい
魚
(
うを
)
を、
周章
(
あは
)
てゝ
平
(
たいら
)
げたとて
何
(
なに
)
になる、
農夫
(
のうふ
)
は
如何
(
いか
)
に
飢
(
うゑ
)
ても、
一合
(
いちごう
)
の
麥
(
むぎ
)
を
食
(
く
)
はずに
地
(
ち
)
に
播
(
ま
)
いて
一年
(
いちねん
)
の
策
(
はかりごと
)
をする
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“策”の意味
《名詞》
(サク) はかりごと。計画。
(むち) 人をしかったり激励したりするための言葉や行為、道具。
(出典:Wiktionary)
策
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
“策”を含む語句
失策
計策
大失策
策略
散策
一策
術策
良策
奸策
画策
上策
方策
警策
権謀術策
策謀
妙策
悪策
彌縫策
道策
施策
...