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禍
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わざは
ふりがな文庫
“
禍
(
わざは
)” の例文
その
所縁
(
ゆかり
)
の
家族
(
やから
)
と
倶
(
とも
)
に
崇
(
あが
)
められき、あゝブオンデルモンテよ、汝が人の
勸
(
すゝ
)
めを
容
(
い
)
れ、これと
縁
(
えにし
)
を結ぶを避けしはげにいかなる
禍
(
わざは
)
ひぞや 一三九—一四一
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
守
(
まも
)
る事
瓢
(
ふくべ
)
の如くと又口は
禍
(
わざは
)
ひの
門
(
かど
)
舌
(
した
)
は禍ひの
根
(
ね
)
と言る事
金言
(
きんげん
)
成
(
なる
)
かな瀬戸物屋忠兵衞
計
(
はか
)
らず八ヶ年
過去
(
すぎさり
)
たる事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
禍
(
わざは
)
ひの神といふ者もしあらば、
正
(
まさ
)
しく我身さそはれしなり、此時の心何を思ひけん、
善
(
よし
)
とも知らず
悪
(
あ
)
しとも知らず、唯懐かしの念に迫まられて身は前後無差別に、
免
(
の
)
がれ
出
(
いで
)
しなり薄井の家を。
雪の日
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「綺麗な人でしたが、それが
禍
(
わざは
)
ひのもとで飛んだことをしてしまひました」
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
何故
(
なぜ
)
といつて、
今
(
いま
)
まあ
假
(
かり
)
にある
禍
(
わざは
)
ひが來て、あなたのその要らない子供を
奪
(
うば
)
つて
行
(
い
)
くとしませう、その
時
(
とき
)
あなたは
必
(
きつ
)
と、
身
(
み
)
も
世
(
よ
)
もあげてそのお子さんを
救
(
すく
)
はうとなさるにちがひありませんもの。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
▼ もっと見る
扨又重四郎の大津屋段右衞門は
鈴
(
すゞ
)
ヶ
森
(
もり
)
にて三五郎を
殺害
(
せつがい
)
して
最早
(
もはや
)
禍
(
わざは
)
ひの根を
除
(
のぞ
)
きしと大きに悦び藤澤宿なる我が家へ歸り
何喰
(
なにくは
)
ぬ顏にて居たりける所に
役人
(
やくにん
)
中は重四郎を
召捕
(
めしとら
)
んと藤澤宿の
村役人
(
むらやくにん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
惡評の限りを浴びながら、精一杯に弟子を取立ててゐるし、二人とも大した男つぷりなのが
禍
(
わざは
)
ひして、もろくもお葉の
惡戯
(
いたづら
)
に引つかゝり、耻かしい逢引を、化物ごつこのつもりでやり通してゐる。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
が、
禍
(
わざは
)
ひは何處にあるかわからない。
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
天に不思議の
風雲
(
ふううん
)
有り人に不時の
禍
(
わざは
)
ひありとは
宜
(
むべ
)
なる
哉
(
かな
)
爰
(
こゝ
)
に杉戸屋富右衞門は去六月廿六日
晝
(
ひる
)
立にして商用の爲め
栃木
(
とちぎ
)
町より藤田
古河邊
(
こがへん
)
へ到り暫く
逗留
(
とうりう
)
なし七月四日晝前に我が家へ歸りければ女房お
峰
(
みね
)
は出迎ひ先御無事にと
打喜
(
うちよろこ
)
び
而
(
して
)
又旦那には村中の大變を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“禍”の解説
禍(か)
(出典:Wikipedia)
禍
常用漢字
中学
部首:⽰
13画
“禍”を含む語句
災禍
禍害
禍殃
禍根
奇禍
禍乱
禍機
禍津日
禍福
禍事
八十禍津日
大禍津日
惨禍
禍因
黄禍論
戦禍
吉凶禍福
筆禍
筆禍史
言八十禍津日
...