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相方
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さうはう
ふりがな文庫
“
相方
(
さうはう
)” の例文
萬事
(
ばんじ
)
が金銭上の義理ばかりでなくて
相方
(
さうはう
)
の好意から自然とお
糸
(
いと
)
は
葭町
(
よしちやう
)
へ
行
(
ゆ
)
くやうに
誰
(
た
)
れが
強
(
し
)
ひるともなく
決
(
きま
)
つて
居
(
ゐ
)
たのである。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
相当
(
さうたう
)
な
身柄
(
みがら
)
の
家
(
いへ
)
に
育
(
そだ
)
つただけに青木さん
夫婦
(
ふうふ
)
は
相方
(
さうはう
)
共に品のいい十人
並
(
なみ
)
な
容姿
(
ようし
)
の
持主
(
もちぬし
)
で、
善良
(
ぜんりやう
)
な
性格
(
せいかく
)
ながらまた
良家
(
りやうか
)
の子らしい、矜
持
(
ぢ
)
と、
幾
(
いく
)
らか
見
(
み
)
えを
張
(
は
)
るやうな
氕質
(
きしつ
)
もそなへてゐた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
さう/\、ワイルドの警句に、『結婚の適当なる基礎は
相方
(
さうはう
)
の誤解なり。』と云ふ皮肉な言葉がありますが、貴君の
妾
(
わたし
)
に対する、結婚申込なんか、本当に貴君の誤解から出てゐるのです。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
歸
(
かへ
)
し
其後
(
そのご
)
平右衞門
(
へいゑもん
)
の
口入
(
くちいれ
)
にて
相方
(
さうはう
)
相談
(
さうだん
)
調
(
とゝの
)
ひ
吉日
(
きちにち
)
を
撰
(
えら
)
みて五百
兩
(
りやう
)
持參金
(
ぢさんきん
)
をなし又七を彼の
白子屋
(
しろこや
)
の
聟養子
(
むこやうし
)
とぞなしたりけり此事は
素
(
もと
)
よりお熊の
不承知
(
ふしようち
)
なるを
種々
(
いろ/\
)
説
(
とき
)
勸
(
すゝ
)
め
跡
(
あと
)
は
右
(
と
)
も
左
(
かく
)
も
先
(
まづ
)
當分
(
たうぶん
)
其
(
その
)
五百兩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
極
(
きは
)
めて
引居
(
ひきす
)
ゑられたる其
折柄
(
をりから
)
越前守殿一通り忠兵衞が妻のお富へ尋ねの有りし
上
(
うへ
)
相方
(
さうはう
)
の申立
方
(
かた
)
相違
(
さうゐ
)
に依て對決申渡す長庵も
毛頭
(
もうとう
)
他出
(
たしゆつ
)
は致さぬとの
趣
(
おもむ
)
きなり忠兵衞に於ては胡亂なる儀申立ては
相濟
(
あひすま
)
んぞ心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模