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畜類
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ちくるい
ふりがな文庫
“
畜類
(
ちくるい
)” の例文
生母
桂昌院
(
けいしょういん
)
の勢力というものから、大奥の婦女政治が
醸
(
かも
)
され、妖僧の進言が用いられ「
畜類
(
ちくるい
)
お
愍
(
あわれ
)
み」などという、民を犬以下に見る法令が出て来たりした。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『ヤイ、ヤイ、
畜類
(
ちくるい
)
、
其樣
(
そんな
)
に
吾等
(
おいら
)
の
肉
(
にく
)
が
美味
(
うま
)
相
(
さう
)
に
見
(
み
)
えるのか。』とつか/\
鐵檻
(
てつおり
)
の
近
(
ちか
)
くに
進
(
すゝ
)
み
寄
(
よ
)
り
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
この
時
(
とき
)
大地
(
だいち
)
の
開閉
(
かいへい
)
によつて
土民
(
どみん
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
彼等
(
かれら
)
の
飼
(
か
)
つてゐた
畜類
(
ちくるい
)
は
牛馬
(
ぎゆうば
)
、
駱駝
(
らくだ
)
等
(
とう
)
に
至
(
いた
)
るまで
盡
(
こと/″\
)
くそれに
吸
(
す
)
ひ
込
(
こ
)
まれ、
八千
(
はつせん
)
乃至
(
ないし
)
一萬
(
いちまん
)
の
人口
(
じんこう
)
を
有
(
ゆう
)
してをつたこの
部落
(
ぶらく
)
は
其
(
その
)
ために
跡方
(
あとかた
)
もなく
失
(
うしな
)
はれたといふ。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「さなくば、仰せられても、さしつかえおざるまい。かほどまで、平家の
門葉
(
もんよう
)
ばらに、
蹂
(
ふ
)
みにじられ、無視されても、腹のたたぬやつは、うつけか、
畜類
(
ちくるい
)
でおざろうぞよ」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私
(
わたくし
)
も
實
(
じつ
)
は、
此
(
この
)
使命
(
しめい
)
の十
中
(
ちう
)
八九までは
遂
(
と
)
げらるゝ
事
(
こと
)
の
難
(
かた
)
きを
知
(
し
)
つて
居
(
を
)
る、また、
三年
(
さんねん
)
以來
(
いらい
)
馴
(
な
)
れ
親
(
した
)
しんで、
殆
(
ほと
)
んど
畜類
(
ちくるい
)
とは
思
(
おも
)
はれぬ
迄
(
まで
)
愛
(
あい
)
らしく
思
(
おも
)
ふ
此
(
この
)
稻妻
(
いなづま
)
に、
些
(
いさゝ
)
かでも
辛苦
(
しんく
)
は
見
(
み
)
せたくないのだが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“畜類”の意味
《名詞》
飼育する禽獣。
広く獣類一般。
(出典:Wiktionary)
畜
常用漢字
中学
部首:⽥
10画
類
常用漢字
小4
部首:⾴
18画
“畜”で始まる語句
畜生
畜
畜生奴
畜生道
畜産
畜犬票
畜獣
畜牛
畜獸
畜舎