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町中
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まちぢう
殺し
金子五百兩
奪ひ取其
後猶又
同所にて三五郎をも
殺害致し候段
重々不屆至極に付
町中引廻しの
上千住小塚原に於て
獄門に
行なふ
第一、もう
店を
閉して、
町中寂然として、ひし/\と
中に
荷をしめる
音がひしめいて
聞えて、
鎖した
戸には
炎の
影が
暮れせまる
雲とともに
血をそゝぐやうに
映つたと
言ふのであつた。
送らんも
勿體なし明日よりは
餠を
背負てお屋敷や又は
町中を賣ながら父を尋ね度
存ずるなり此上のお
情に此儀を
貴下をお
送り
申しますのに、
町中を
新地組合の
看板では、
御外聞に
係はらうと
云ふ、……
其處で
此の
橋向うを、あぶれてぶらついて
居ります、
私が、お
見出しに
預りましたものと
見えます、へい
其方儀
主人庄三郎養子又七
妻熊と密通致し
其上通り
油町伊勢屋三郎兵衞方にて
夜盜相働き金五百兩
盜み取り候段
重々不屆に
付町中引廻しの上
淺草に於て
獄門申付くる