深山幽谷しんざんいうこく)” の例文
したがつふれしたがつはらところつんで見る事なし。又地にあればへりもする也。かれをもつて是をおもへば、我国の深山幽谷しんざんいうこく雪のふかき事はかりしるべからず。
さわぐまい、時々とき/″\ある……深山幽谷しんざんいうこくへんじや。わかひとたれかほ姿すがたも、かはるかんねえだ! おどろくとくるふぞ、ふさいでせぐゝまれ、しやがめ、突伏つゝふせ、ふさげい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これからあんな深山幽谷しんざんいうこく進入しんにふするのは、かへつ危險きけんまねくやうなものだから、しま探險たんけん一先ひとま中止ちうしして、かくふたゝ海岸かいがんかへらんときびすめぐらす途端とたん日出雄少年ひでをせうねんきふあゆみとゞめて
申立其場は立去申まじと答ければ感應院の死去しきよは全く毒殺どくさつこそ知られけり抑々そも/\此清兵衞と云はもと紀伊大納言光貞卿みつさだきやう御意に入の醫師にて高橋意伯いはくとて博學はくがくの者なりしが光貞卿の御愛妾あいせふさくの方といふに密通みつつうなし大納言殿の御眼にれ其方深山幽谷しんざんいうこくに住居すべし家督かとくせがれへ申付捨扶持すてふちとして五人扶持を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)