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っかさま
ふりがな文庫
“
母様
(
っかさま
)” の例文
旧字:
母樣
文「いや少しは分りそうだ、兎も角も此方へ……お
母様
(
っかさま
)
、藤原
氏
(
うじ
)
がまいりました、お母様、分りましたか、お萓も一緒に……」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ナアニ女の足ですから沢山は
行
(
ゆ
)
きますまいから、早くお國と源次郎の首を二つ取って、お
母様
(
っかさま
)
のお目の見える内に御覧にお入れなさい、早く/\
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
い「御身代の直るように私も
神信心
(
かみしんじん
)
をして居ります、どうぞお
母様
(
っかさま
)
にお目にはかゝりませんが、お大事になさるように
宜
(
よ
)
く
仰
(
おっ
)
しゃってくださいまし」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
文「重々相済みません、一応
申聞
(
もうしき
)
けた上で存分になる心得でございます、御立腹ではございましょうが少々の間
彼方
(
あちら
)
へ、森松やお
母様
(
っかさま
)
をお連れ申せ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
若「いゝえ、私はまたお前に叱られる事が出来たのだけれども、お
母様
(
っかさま
)
に
詫言
(
わびごと
)
をして、どうか此のお方と一緒に
宅
(
うち
)
へ置いて戴くようにしておくれな」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
今お
母様
(
っかさま
)
にお話をしたが、お
兄様
(
あにいさま
)
は去年あの始末、お前にも早く養子をしたいと思ったが、親の慾目で、何うかまア心掛のよい
聟
(
むこ
)
をと心得て居ったが
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
母様
(
っかさま
)
、是れには
種々
(
いろ/\
)
理由
(
わけ
)
がありますんで、
私
(
わたくし
)
が少し云い過ぎた事が有りまして、
斯
(
こ
)
う云う事に成りまして済みませんが、お諦め遊ばして下さいまし
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
幸「それはどうも、で其の東京にお
兄
(
あに
)
いさんが逃げてしまっても、お
母様
(
っかさま
)
がお
在
(
いで
)
なさるか、お母様はさぞお驚きで」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
多「それじゃアお隅さん、本当に旦那の敵い
打
(
ぶ
)
つてえ
考
(
かんげ
)
えもなえ、惣吉さんもお
母様
(
っかさま
)
も置いて
行
(
ゆ
)
くというのかア」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
い「あれ、折角お
母様
(
っかさま
)
に上げたいと思って上げたのに、お返しなさるって、そうして指環も返そうと
仰
(
おっ
)
しゃるのは、
貴方
(
あなた
)
お気に入らないのでございますか」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
はいお
兄様
(
あにいさま
)
どうも
重々
(
じゅう/\
)
の不孝でございました、まア是迄御丹精を受けました
私
(
わたくし
)
が、お兄様のお言葉を背きましては、お
母様
(
っかさま
)
へ
猶々
(
なお/\
)
不孝を重ねまする因果者
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
文「帰りは
明方
(
あけがた
)
でございます、若し是非ない訳で帰れんければ四五十年は帰れぬ、たった一人の大切のお
母様
(
っかさま
)
、
私
(
わし
)
になり代って孝行を尽してくれぬでは困る」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あ「お
母様
(
っかさま
)
、あなたは納豆売風情に握飯を貰って
食
(
あが
)
りとうございますか、それ程食りたければ皿ごと食れ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
十六年あとにお
父様
(
とっさま
)
が屋敷を出て行方知れずになってから、親子三人でお前様のお世話になり、其の
中
(
うち
)
お
母様
(
っかさま
)
も亡くなってからは、山之助も私もお前様に育てられ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
幸「お前悪いよ、
此方
(
こっち
)
がお
母様
(
っかさま
)
と一緒なら宜しいが、男ばかりの処へ女を呼ぶのは悪いから止しねえ、奥様然として居るが、殿様でもある者で知れでもすると悪いよ」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それは其の方が云わんからっても
此方
(
こちら
)
で存じて
居
(
お
)
る、
彼
(
あ
)
の時はお
母様
(
っかさま
)
が嫉妬深くって、其の方の母が
家
(
うち
)
へ帰らんでも
宜
(
よ
)
かったのを、縁切で帰るという訳に成ったのだが
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
幸「關善さんへは帰る時話をして、今パッと話すと面倒だから……それから貴方の身の上だけはお
母様
(
っかさん
)
にお逢わせ申しますが、お
母様
(
っかさま
)
は
矢張
(
やっぱり
)
東京にお
在
(
いで
)
でございますか」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これお國、手前はお
母様
(
っかさま
)
が義理をもって逃がして下すったのは、樋口屋の位牌へ対して済まんと道まで教えて下すったなれども、自害をなすったも手前故だ、
唯
(
たった
)
一人の母親を
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
千「もしお
母様
(
っかさま
)
、二番が出来ましたから召上れ、少し詰って濃くなりましたから上り
悪
(
にく
)
うございましょう、お
忌
(
いや
)
ならば半分召上れ、あとの
滓
(
おり
)
のあります所は私が戴きますから」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
只今の身の上で会おうと云うのは無理な話、そんな見苦しい
姿
(
なり
)
でうろ/\して、炭などを担いでお父様お
母様
(
っかさま
)
と云われた訳ではあるまい、田舎育ちとは云え
余
(
あんま
)
り分別がないではないか
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
隅「大層真赤に酔って、旦那様はまだお帰りはありますまい、お
母様
(
っかさま
)
は寺参りに」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
もうお
母様
(
っかさま
)
を見送ったからにゃア
後
(
あと
)
に少しも思い残すことはない、此の上は罪に罪を重ねても貴様を助けにゃア
己
(
おれ
)
の義理が立たない、さアお
役人衆
(
やくにんしゅ
)
、お
手数
(
てかず
)
ながら此の文治に縄を打って
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
い「誠に申しにくいけれども、どうか
御膳
(
ごぜん
)
だけ召上ってください、
若
(
も
)
しお
厭
(
い
)
やならばお
母様
(
っかさま
)
はお加減が悪くていらっしゃるから、お
肴
(
さかな
)
を
除
(
の
)
けて置いて、あのお見舞に上げたいものだねえ」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
照「あ、お
父様
(
とっさま
)
やお
母様
(
っかさま
)
はお達者かえ…今以て帰る事も出来ない身の上で」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
娘「兼や誠に面目次第も無い、お
母様
(
っかさま
)
と私と一昨年からこんな
業
(
わざ
)
をして」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何うして
伊之
(
いの
)
さんは
音信
(
たより
)
をしてくれぬことか、それにつけてお
母様
(
っかさま
)
もあんまりな、お雛様を送って下すったのは嬉しいが、私を斯ういう窮屈な
家
(
うち
)
へ預け、もう生涯
彼
(
あ
)
の人に逢えぬことか、あゝ
情
(
なさけ
)
ない
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
孝「お
母様
(
っかさま
)
何故
(
なにゆえ
)
御自害なさいました、お母様ア/\/\」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
娘「お
母様
(
っかさま
)
兼が参りましたよ、
一寸
(
ちょっと
)
お逢い遊ばせ」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
文「なに、お
母様
(
っかさま
)
が息を…」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“母”で始まる語句
母
母屋
母親
母子
母娘
母家
母衣
母樣
母者人
母上