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歩行
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あゆむ
ふりがな文庫
“
歩行
(
あゆむ
)” の例文
その
歩行
(
あゆむ
)
や、この巡査には一定の法則ありて存するがごとく、
晩
(
おそ
)
からず、早からず、着々歩を進めて
路
(
みち
)
を行くに、
身体
(
からだ
)
はきっとして立ちて左右に
寸毫
(
すんごう
)
も傾かず
夜行巡査
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
當に
歩行
(
あゆむ
)
事大凡一里許と思ふ頃燈火の
光
(
ひかり
)
は見えず成けるにぞ
彌々
(
いよ/\
)
途方にくれ斯ては詮方なし然ばとて
斯
(
かう
)
しては居られず何にしても
此道
(
このみち
)
を行ば人里へ出ぬと云事は有まじと心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
歳越
(
としこし
)
の日などはいづれの家にてもことさらに雪を
掘
(
ほり
)
て
窻
(
まど
)
のあかりをとり、ほりたる雪も
年越
(
としこし
)
の事しげきにまぎれて
取除
(
とりのけ
)
をはらず、
掘揚
(
ほりあげ
)
の
屋上
(
やね
)
にひとしき雪道
歩行
(
あゆむ
)
にたよりあしき所もあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
折要歩
(
せつえうほ
)
は、
密
(
そつ
)
と
拔足
(
ぬきあし
)
するが
如
(
ごと
)
く、
歩行
(
あゆむ
)
に
故
(
わざ
)
と
惱
(
なや
)
むを
云
(
い
)
ふ、
雜
(
ざつ
)
と
癪持
(
しやくもち
)
の
姿
(
すがた
)
なり。
齲齒笑
(
うしせう
)
は
思
(
おも
)
はせぶりにて、
微笑
(
ほゝゑ
)
む
時
(
とき
)
毎
(
つね
)
に
齲齒
(
むしば
)
の
痛
(
いた
)
みに
弱々
(
よわ/\
)
と
打顰
(
うちひそ
)
む
色
(
いろ
)
を
交
(
まじ
)
へたるを
云
(
い
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
歩行
(
あゆむ
)
がごとくなれば主は
膽
(
きも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
報
(
つぐ
)
る
遠寺
(
ゑんじ
)
の
鐘
(
かね
)
ガウ/\と
響
(
ひゞ
)
き渡り
最
(
いと
)
凄然
(
ものすご
)
く思はるればさしも
強氣
(
がうき
)
の者共も
小氣味
(
こきみ
)
惡々
(
わる/\
)
足に
任
(
まか
)
せて
歩行
(
あゆむ
)
中
(
うち
)
青
(
あを
)
き火の光り見えければ
彼
(
あれ
)
こそ
燒場
(
やきば
)
の
火影
(
ひかげ
)
ならんと掃部は先に立て行程に
早
(
はや
)
隱亡小屋
(
をんばうごや
)
に
近接
(
ちかづく
)
折柄
(
をりから
)
道の
此方
(
こなた
)
なる
小笹
(
をざさ
)
の
冠
(
かぶ
)
りし
石塔
(
せきたふ
)
の
蔭
(
かげ
)
より一刀
閃
(
ひら
)
りと引拔
稻妻
(
いなづま
)
の如く掃部が向う
脛
(
ずね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“歩行”の意味
《名詞》
歩くこと。
(出典:Wiktionary)
“歩行”の解説
歩行(ほこう)とは、「歩く」ことであり、足(脚)による移動のうち比較的低速のものを言い、厳密にはどの瞬間も少なくともひとつの足が地面についたまま移動する動作を言う。「歩く」は「走る」と対比される。
(出典:Wikipedia)
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“歩行”で始まる語句
歩行出
歩行事
歩行悩
歩行方
歩行歩行
歩行目附
歩行悪
歩行板
歩行能
歩行頭