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断
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ことは
ふりがな文庫
“
断
(
ことは
)” の例文
旧字:
斷
「怪しからんぢやないか、
断
(
ことは
)
りもなしに他人の小屋に這入り込んで吾もの顔で威張り散らすとは何たる事だ。さつさつと出て行つて呉れ。」
船の中の鼠
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
第
(
だい
)
一、
病中
(
びやうちう
)
は、
其
(
そ
)
の
取乱
(
とりみだ
)
した
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せるのを
可厭
(
いや
)
がつて、
見舞
(
みまひ
)
に
行
(
ゆ
)
くのを
断
(
ことは
)
られた
自分
(
じぶん
)
ではないか。——
此
(
これ
)
は
悪
(
わる
)
い。こんな
処
(
ところ
)
を。あゝ、
済
(
す
)
まない。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
しかし、
断
(
ことは
)
つとくが、君はどんな場合でも、平静を装つてゐなけれやいけないよ。無論駈けつけて来るには及ばない。
音の世界
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
モデルの誰たるかを模索することの無意味なる事を、特に読者にお
断
(
ことは
)
りしたい。
公判
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
けれども
昔
(
むかし
)
から
懇意
(
こんい
)
な
者
(
もの
)
は
断
(
ことは
)
らず
留
(
とめ
)
て、
老人夫婦
(
としよりふうふ
)
が
内端
(
うちは
)
に
世話
(
せわ
)
をして
呉
(
く
)
れる、
宜
(
よろ
)
しくば
其
(
それ
)
へ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
山家
(
やまが
)
の
者
(
もの
)
には
肖合
(
にあ
)
はぬ、
都
(
みやこ
)
にも
希
(
まれ
)
な
器量
(
きりやう
)
はいふに
及
(
およ
)
ばぬが
弱々
(
よわ/\
)
しさうな
風采
(
ふう
)
ぢや、
背
(
せなか
)
を
流
(
なが
)
す
内
(
うち
)
にもはツ/\と
内証
(
ないしよう
)
で
呼吸
(
いき
)
がはづむから、
最
(
も
)
う
断
(
ことは
)
らう/\と
思
(
おも
)
ひながら、
例
(
れい
)
の
恍惚
(
うつとり
)
で
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(
御坊様
(
おばうさま
)
、それでござんすが
一寸
(
ちよつと
)
お
断
(
ことは
)
り
申
(
まを
)
して
置
(
お
)
かねばなりません。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
“断”を含む語句
間断
切断
断念
独断
断片
引断
断崖
断然
断絶
断頭台
寸断
裁断
遮断
不断
言語道断
截断
途断
断々
診断
断定
...