トップ
>
折入
>
おりい
ふりがな文庫
“
折入
(
おりい
)” の例文
丁度
好
(
よ
)
い幸いだ、貴公が来たのは妙だ、貴公の
姿
(
なり
)
の拵えなら至極妙だ、少し
折入
(
おりい
)
って頼みたいことがある、今に秋田穗庵が来るから穗庵から細かいことを
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ふみ子のことといえば……なあ
元栄
(
もとえい
)
、わしは実は今日、あんたに少し
折入
(
おりい
)
って話したいことがあって来たんだが、ちょっと別室を貸してもらえないかね……」
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
『とも
角
(
かく
)
も、
私
(
わたくし
)
から
折入
(
おりい
)
ってお
願
(
ねが
)
いして
見
(
み
)
ることにいたしましょう。しばらくお
待
(
ま
)
ちくださいませ……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
時下
(
じか
)
残暑
(
ざんしょ
)
凌
(
しの
)
ぎがたく
候処
(
そうろうところ
)
益〻
(
ますます
)
御清穆
(
ごせいぼく
)
の
御事
(
おんこと
)
と
存上候
(
ぞんじあげそうろう
)
却説
(
さて
)
伯爵様
(
はくしゃくさま
)
折入
(
おりい
)
って
直々
(
じきじき
)
貴殿
(
きでん
)
に
御意得度思召
(
ぎょいえたきおぼしめし
)
に
被在候間
(
あらせられそうろうあいだ
)
明朝
(
みょうちょう
)
九
時
(
じ
)
御本邸
(
ごほんてい
)
へ
御出仕可然
(
ごしゅっししかるべく
)
此段申進候
(
このだんもうしすすめそうろう
)
早々
(
そうそう
)
頓首
(
とんしゅ
)
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
去年の暮にも、
隣家
(
りんか
)
の少年が空気銃を求め得て高く捧げて
歩行
(
ある
)
いた。隣家の少年では防ぎがたい。おつかいものは、ただ
煎餅
(
せんべい
)
の袋だけれども、雀のために、うちの
小母
(
おば
)
さんが
折入
(
おりい
)
って頼んだ。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
彼
(
あれ
)
を言っては
他
(
ほか
)
役人の身の上にも
拘
(
かゝ
)
わるだろうと深く思い
過
(
すぐ
)
して、隠し立てを致すと却って為にならんぞ、定めし
上役
(
うわやく
)
の者が其の方に
折入
(
おりい
)
って頼んだ事も有るであろうが
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これにつけて、
私
(
わたくし
)
は
一
(
ひと
)
つ
是非
(
ぜひ
)
あなたに
折入
(
おりい
)
ってお
詫
(
わ
)
びしなければならぬことがございます。
実
(
じつ
)
はこのお
詫
(
わび
)
をしたいばかりに、
今日
(
きょう
)
わざわざ
神様
(
かみさま
)
にお
依
(
たの
)
みして、つれて
来
(
き
)
て
戴
(
いただ
)
きましたような
次第
(
しだい
)
で……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
相「
折入
(
おりい
)
って殿様にお願いの事がございまして、
罷出
(
まかりいで
)
ました、
何
(
ど
)
うかお
聞済
(
きゝずみ
)
を願います」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
明日
(
あした
)
直
(
す
)
ぐに、左様かえ、余り
早
(
は
)
や過ぎるじゃないか、宜しい此の事ばかりは
留
(
と
)
められない、もう一日々々と引き広ぐ事は出来ないが、お前の出立
前
(
ぜん
)
に
私
(
わし
)
が
折入
(
おりい
)
って頼みたい事があるが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“折”で始まる語句
折
折角
折檻
折々
折柄
折敷
折鞄
折悪
折助
折節