“元栄”の読み方と例文
読み方割合
もとえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……その寺はまだ正式には元栄もとえい住寺じゅうじとはなっていないが、元栄さえ落ち着いているなら無論それは元栄のものになるんだ。
「ふみ子のことといえば……なあ元栄もとえい、わしは実は今日、あんたに少し折入おりいって話したいことがあって来たんだが、ちょっと別室を貸してもらえないかね……」
叔父とめいとを夫婦にするなんて、そんな道にないことを、お父さんはただ、元栄もとえいの寺の財産を目あてに勝手にきめたんだよ。それがうまく行かなかったって、あたりまえじゃないか。