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待合
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まちあ
ふりがな文庫
“
待合
(
まちあ
)” の例文
今宵
(
こよひ
)
子刻頃
(
こゝのつどきごろ
)
廓
(
くるわ
)
を
立退
(
たちのき
)
候
積
(
つも
)
り
委細
(
ゐさい
)
は大門番重五郎が
情
(
なさけ
)
にてお前樣は柴屋町へ先へ御出なされお
待合
(
まちあ
)
はせ下さるべし何事も御げんもじの節と申
殘
(
のこ
)
し參らせ候かしく
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
東京駅で、少し早めに
待合
(
まちあ
)
わして。……つれはまだかと、待合室からプラットホオムを出口の方へ
掛
(
かか
)
った処で、私はハッと思いました。……まだ朝のうちだが、実に暑い。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこで、
何方
(
どちら
)
でも、
早
(
はや
)
く
橄欖島
(
かんらんたう
)
に
到着
(
たうちやく
)
した
方
(
ほう
)
は、
向
(
むか
)
ふ
一週間
(
いつしゆうかん
)
の
間
(
あひだ
)
、
其
(
その
)
島
(
しま
)
の
附近
(
ふきん
)
で
待合
(
まちあ
)
はせ、
一週間
(
いつしゆうかん
)
※
(
すぎ
)
て
後
(
のち
)
も
他
(
た
)
の
一方
(
いつぽう
)
が
見
(
み
)
えぬ
時
(
とき
)
には、
最早
(
もはや
)
運命
(
うんめい
)
の
盡
(
つき
)
と
覺悟
(
かくご
)
を
定
(
さだ
)
める
筈
(
はづ
)
であつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大佐閣下
(
たいさかくか
)
よ、されば
吾等
(
われら
)
兩名
(
りようめい
)
は
今
(
いま
)
より
急
(
いそ
)
ぎ
印度國
(
インドこく
)
コロンボの
港
(
みなと
)
に
到
(
いた
)
り、十二
種
(
しゆ
)
の
秘密藥液
(
ひみつやくえき
)
を
凖備
(
とゝの
)
へて、
本月
(
ほんげつ
)
二十五
日
(
にち
)
拂曉
(
ふつげう
)
までには、
電光艇
(
でんくわうてい
)
が
待合
(
まちあ
)
はすべき
筈
(
はづ
)
の
橄欖島
(
かんらんたう
)
まで
赴
(
おもむ
)
かねばなりません。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
持
(
もち
)
ものはおあんなさるし……では、
恁
(
か
)
うなさると
可
(
い
)
い。……
日當
(
ひあた
)
りに
御難儀
(
ごなんぎ
)
でも
暫時
(
しばらく
)
此處
(
こゝ
)
においでなすつて、二三
人
(
にん
)
、
誰
(
だれ
)
か
來
(
く
)
るのを
待合
(
まちあ
)
はせて、それとなく
一所
(
いつしよ
)
に
行
(
い
)
らしつたら
可
(
い
)
いでせう。……
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
ですから、
矢張
(
やつぱ
)
り
人通
(
ひとゞほ
)
りをお
待合
(
まちあ
)
はせなさるが
可
(
い
)
い。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こゝに
待合
(
まちあ
)
はす
婦
(
をんな
)
がある。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“待合”の解説
待合(まちあい)は、待ち合わせや会合のための場所を提供する貸席業(貸座敷とも呼ばれる)で、(東京などで)主に芸妓との遊興や飲食を目的として利用された。京都でお茶屋と呼ばれる業態に相当する。
今日ではほとんど死語であるが、法律用語に残っており、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第2号に「待合、料理店、カフェーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業」という規定がある。
(出典:Wikipedia)
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“待合”で始まる語句
待合室
待合茶屋
待合所
待合式
待合半輪
待合席料
待合部屋