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弱
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わか
ふりがな文庫
“
弱
(
わか
)” の例文
人知らぬ思ひに心を
傷
(
やぶ
)
りて、あはれ
一山風
(
ひとやまかぜ
)
に跡もなき
東岱
(
とうたい
)
前後
(
ぜんご
)
の烟と立ち昇るうら
弱
(
わか
)
き
眉目好
(
みめよ
)
き
處女子
(
むすめ
)
は、
年毎
(
としごと
)
に幾何ありとするや。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
恐
(
おそ
)
る
可
(
べ
)
き
哉
(
かな
)
、
己
(
おのれ
)
より
三歳
(
みつ
)
弱
(
わか
)
い
山田
(
やまだ
)
が
既
(
すで
)
に
竪琴草子
(
たてごとざうし
)
なる
一篇
(
いつぺん
)
を
綴
(
つゞ
)
つて、
疾
(
とう
)
から
価
(
あたへ
)
を
待
(
ま
)
つ者であつたのは
奈何
(
どう
)
です、
然
(
さう
)
云
(
い
)
ふ物を書いたから
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
劉禪は年も
弱
(
わか
)
し、質も凡庸であつたから、劉備の遺命を受け、後事を託された、孔明の苦勞は並々でない。
支那史上の偉人(孔子と孔明)
(旧字旧仮名)
/
桑原隲蔵
(著)
翁いふ。
吾主
(
わぬし
)
遠くゆき給ひて後は、夏の
比
(
ころ
)
より
干戈
(
かんくわ
)
を
揮
(
ふる
)
ひ出でて、里人は所々に
遁
(
のが
)
れ、
弱
(
わか
)
き者どもは
軍民
(
いくさびと
)
に召さるるほどに、
一四一
桑田
(
さうでん
)
にはかに
狐兎
(
こと
)
の
叢
(
くさむら
)
となる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
しかも年
弱
(
わか
)
く、月の光を受けて
面
(
かほ
)
の色凄きまで蒼白く
美
(
うるは
)
しきが一歩二歩歩み出たり。
野路の菊
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
▼ もっと見る
その身こそ瓜も欲りせん
齢
(
とし
)
弱
(
わか
)
き母にしあれば
文語詩稿 一百篇
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「秋峰瀟洒質。子肇豪宕才。文郁齢猶弱。清詩絶点埃。子寿交最旧。辛勤十載偕。姓字馳海内。吟壇推雄魁。」〔秋峰瀟洒ノ質/子肇豪宕ノ才/文郁齢猶
弱
(
わか
)
シトイヘドモ/清詩点埃ヲ絶ツ/子寿交リ最モ
旧
(
ふる
)
ク/辛勤十載ヲ
偕
(
とも
)
ニス/姓字海内ニ馳セ/吟壇雄魁ニ推ス〕と言っている。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
またしてもうたてき事のみ、恥かしと思ひ給うての事か。年
弱
(
わか
)
き内は誰しも同じながら、斯くては戀は
果
(
は
)
てざるものぞ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
こよひ
五三
不思議にもここに一夜をかりたてまつる事、
五四
一世ならぬ
善縁
(
ぜんえん
)
なり。
你
(
なんぢ
)
弱
(
わか
)
きとて
努
(
ゆめ
)
々
信心
(
しんじん
)
おこたるべからずと、
五五
小
(
ささ
)
やかにかたるも
清
(
す
)
みて心ぼそし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
左の方よりは
足助
(
あすけ
)
の二郎重景とて、小松殿恩顧の
侍
(
さむらひ
)
なるが、維盛卿より
弱
(
わか
)
きこと二歳にて、今年
方
(
まさ
)
に
二十
(
はたち
)
の
壯年
(
わかもの
)
、上下同じ
素絹
(
そけん
)
の水干の下に燃ゆるが如き緋の
下袍
(
したぎ
)
を見せ
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
日もくれ、足も痛みて、いかがして
二三
あまたのみちをくだらん。
二四
弱
(
わか
)
き身は草に臥すとも
厭
(
いと
)
ひなし。只
二五
病
(
や
)
み給はん事の悲しさよ。夢然云ふ。旅はかかるをこそ哀れともいふなれ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
“弱”を含む語句
脆弱
繊弱
柔弱
羸弱
衰弱
尫弱
虚弱
軟弱
孱弱
貧弱
弱点
微弱
手弱
懦弱
弱冠
手弱女
弱法師
纖弱
薄弱
纎弱
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