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寺院
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じゐん
ふりがな文庫
“
寺院
(
じゐん
)” の例文
河間王
(
かかんわう
)
が
宮殿
(
きうでん
)
も、
河陰
(
かいん
)
の
亂逆
(
らんぎやく
)
に
遇
(
あ
)
うて
寺院
(
じゐん
)
となりぬ。
唯
(
たゞ
)
、
堂觀廊廡
(
だうくわんらうぶ
)
、
壯麗
(
さうれい
)
なるが
故
(
ゆゑ
)
に、
蓬莱
(
ほうらい
)
の
仙室
(
せんしつ
)
として
呼
(
よ
)
ばれたるのみ。
歎
(
たん
)
ずべきかな。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼女
(
かのぢよ
)
はその
方面
(
はうめん
)
に、
是
(
これ
)
といふ
程
(
ほど
)
判然
(
はつきり
)
した
凝
(
こ
)
り
整
(
とゝの
)
つた
何物
(
なにもの
)
も
有
(
も
)
つてゐなかつたからである。
二人
(
ふたり
)
は
兎角
(
とかく
)
して
會堂
(
くわいだう
)
の
腰掛
(
べんち
)
にも
倚
(
よ
)
らず、
寺院
(
じゐん
)
の
門
(
もん
)
も
潛
(
くゞ
)
らずに
過
(
す
)
ぎた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
遠
(
とほ
)
くアムールの
岸
(
きし
)
を
噛
(
か
)
む
波
(
なみ
)
の
響
(
ひゞ
)
きは、
興安嶺
(
こうあんれい
)
を
越
(
こ
)
え、
松花江
(
しようくわかう
)
を
渡
(
わた
)
り、
哈爾賓
(
はるびん
)
の
寺院
(
じゐん
)
を
揺
(
ゆ
)
すり、
間島
(
かんたう
)
の
村々
(
むら/\
)
に
伝
(
つた
)
はり、あまねく
遼寧
(
れいねい
)
の
公司
(
こんす
)
を
揺
(
ゆ
)
るがし、
日本駐屯軍
(
にほんちうとんぐん
)
の
陣営
(
ぢんえい
)
に
迫
(
せま
)
る
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
○秋山中に
寺院
(
じゐん
)
はさら也、
庵室
(
あんじつ
)
もなし。八幡の小社一ツあり。寺なきゆゑみな
無筆
(
むひつ
)
也。たま/\心あるもの里より
手本
(
てほん
)
を
得
(
え
)
ていろはもじをおぼえたる人をば
物識
(
ものしり
)
とて
尊敬
(
そんきやう
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
あの
奧
(
おく
)
遙
(
はるか
)
に
燈明臺
(
とうみやうだい
)
があるといふ。
丘
(
をか
)
ひとつ、
高
(
たか
)
き
森
(
もり
)
は、
御堂
(
みだう
)
があつて、
姫神
(
ひめがみ
)
のお
庭
(
には
)
といふ。
丘
(
をか
)
の
根
(
ね
)
について
三所
(
みところ
)
ばかり、
寺院
(
じゐん
)
の
棟
(
むね
)
と、ともにそびえた
茂
(
しげ
)
りは、いづれも
銀杏
(
いてふ
)
のこずゑらしい。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“寺院”の解説
寺院(じいん、梵、pi: विहार vihāra)は、仏像が祀られ、仏教の出家者が起居し、修行を行う施設である。寺(てら)、仏閣(ぶっかく)ともいう古刹、名刹のように「刹」(さつ)が使われることもある。。
キリスト教や神道などを除く諸宗教の教会・神殿を指す語としても広く用いられている(ごく稀に神社にも用いられることがある)。
(出典:Wikipedia)
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
院
常用漢字
小3
部首:⾩
10画
“寺院”で始まる語句
寺院区
寺院楽
寺院撲滅