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堤防
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ていばう
ふりがな文庫
“
堤防
(
ていばう
)” の例文
西
(
にし
)
は
神通川
(
じんつうがは
)
の
堤防
(
ていばう
)
を
以
(
もつ
)
て
劃
(
かぎり
)
とし、
東
(
ひがし
)
は
町盡
(
まちはづれ
)
の
樹林
(
じゆりん
)
境
(
さかひ
)
を
爲
(
な
)
し、
南
(
みなみ
)
は
海
(
うみ
)
に
到
(
いた
)
りて
盡
(
つ
)
き、
北
(
きた
)
は
立山
(
りふざん
)
の
麓
(
ふもと
)
に
終
(
をは
)
る。
此間
(
このあひだ
)
十
里
(
り
)
見通
(
みとほ
)
しの
原野
(
げんや
)
にして、
山水
(
さんすゐ
)
の
佳景
(
かけい
)
いふべからず。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
工事
(
こうじ
)
の
場所
(
ばしよ
)
は
霞
(
かすみ
)
ヶ
浦
(
うら
)
に
近
(
ちか
)
い
低地
(
ていち
)
で、
洪水
(
こうずゐ
)
が一
旦
(
たん
)
岸
(
きし
)
の
草
(
くさ
)
を
沒
(
ぼつ
)
すと
湖水
(
こすゐ
)
は
擴大
(
くわくだい
)
して
川
(
かは
)
と
一
(
ひと
)
つに
只
(
たゞ
)
白々
(
しら/″\
)
と
氾濫
(
はんらん
)
するのを、
人工
(
じんこう
)
で
築
(
きづ
)
かれた
堤防
(
ていばう
)
が
僅
(
わづか
)
に
湖水
(
こすゐ
)
と
川
(
かは
)
とを
區別
(
くべつ
)
するあたりである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
泥
(
どろ
)
だらけな
笹
(
さゝ
)
の
葉
(
は
)
がぴた/\と
洗
(
あら
)
はれて、
底
(
そこ
)
が
見
(
み
)
えなくなり、
水草
(
みづくさ
)
の
隱
(
かく
)
れるに
從
(
したが
)
うて、
船
(
ふね
)
が
浮上
(
うきあが
)
ると、
堤防
(
ていばう
)
の
遠方
(
をちかた
)
にすく/\
立
(
た
)
つて
白
(
しろ
)
い
煙
(
けむり
)
を
吐
(
は
)
く
此處彼處
(
こゝかしこ
)
の
富家
(
ふか
)
の
煙突
(
えんとつ
)
が
低
(
ひく
)
くなつて
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“堤防”の解説
堤防(ていぼう)とは、人家のある地域に河川や海洋の水が浸入しないように、河岸や海岸、運河に沿って土砂を盛り上げた治水構造物のことである。一部は、土手(どて)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
堤
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
防
常用漢字
小5
部首:⾩
7画
“堤防”で始まる語句
堤防伝
堤防工事