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咳拂
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せきばら
ふりがな文庫
“
咳拂
(
せきばら
)” の例文
新字:
咳払
『エヘン!』と一つ
咳拂
(
せきばら
)
ひして、
鼠
(
ねずみ
)
は
尊大
(
そんだい
)
に
構
(
かま
)
へて、『
諸君
(
しよくん
)
宜
(
よろ
)
しいか?
最
(
もつと
)
も
乾燥無味
(
かんさうむみ
)
なものは
是
(
これ
)
です、まァ
默
(
だま
)
つて
聞
(
き
)
き
給
(
たま
)
へ、
諸君
(
しよくん
)
! ...
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「
學院
(
インスティテユーション
)
」といふ字の意味を考へながら、最初の言葉と聖書の句との間の關係を知らうと
努
(
つと
)
めてゐる時に、私の直ぐ背後で
咳拂
(
せきばら
)
ひがしたので頭を向けた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
母は細帶を締めて、枕元の行燈を
提
(
さ
)
げて出て行つた。表の掛金を外す音がした。醫師の島田は二三言何か云つてゐたが、やがて太い
咳拂
(
せきばら
)
ひをして歸つて行つた。
避病院
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
そんな事を言ふ間もなく、外から八五郎の恐ろしくでつかい
咳拂
(
せきばら
)
ひが聽えます。
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
いゑ
中々
(
なか/\
)
其
(
その
)
やうに
遠方
(
ゑんはう
)
の
事
(
こと
)
ばかりでは
御座
(
ござ
)
りませぬ、
未
(
ま
)
だ
追々
(
おひ/\
)
にと
衣紋
(
ゑもん
)
を
突
(
つ
)
いて
咳拂
(
せきばら
)
ひすれば、
小間使
(
こまづか
)
ひ
少
(
すこ
)
し
顏
(
かほ
)
を
赤
(
あか
)
くして
似合頃
(
にあひごろ
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
、
惡口
(
わるくち
)
の
福
(
ふく
)
が
何
(
なに
)
を
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
すやらと
尻目
(
しりめ
)
に
眺
(
にら
)
めば
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
三
時
(
じ
)
になると
彼
(
かれ
)
は
徐
(
しづか
)
に
厨房
(
くりや
)
の
戸
(
と
)
に
近
(
ちか
)
づいて
咳拂
(
せきばら
)
ひをして
云
(
い
)
ふ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
我々がもう
來
(
く
)
るからつて。それからジエィン、若し誰かあたりにゐたら、階段の下へ來て
咳拂
(
せきばら
)
ひして下さい。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
涙
(
なみだ
)
をかくして
乘
(
の
)
り
移
(
うつ
)
る
哀
(
あは
)
れさ、
家
(
うち
)
には
父
(
ちゝ
)
が
咳拂
(
せきばら
)
ひの
是
(
こ
)
れもうるめる
聲
(
こゑ
)
成
(
なり
)
し。
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ブロクルハースト氏は
咳拂
(
せきばら
)
ひをした。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
拂
部首:⼿
8画
“咳”で始まる語句
咳
咳払
咳嗽
咳声
咳入
咳枯
咳唾
咳嗄
咳一咳
咳込