トップ
>
別家
>
べつけ
ふりがな文庫
“
別家
(
べつけ
)” の例文
他人
(
たにん
)
が
聞
(
き
)
けば
適當
(
てきたう
)
の
評
(
ひやう
)
といはれやせん
別家
(
べつけ
)
も
同
(
おな
)
じき
新田
(
につた
)
にまで
計
(
はか
)
らるゝ
程
(
ほど
)
の
油斷
(
ゆだん
)
のありしは
家
(
いへ
)
の
運
(
うん
)
の
傾
(
かたぶ
)
く
時
(
とき
)
かさるにても
憎
(
にく
)
きは
新田
(
につた
)
の
娘
(
むすめ
)
なり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
かくて
后
(
のち
)
弟
(
おとゝ
)
別家
(
べつけ
)
する時家の物二ツに
分
(
わか
)
ちて弟に
与
(
あたへ
)
んと母のいひしに、弟は
家財
(
かざい
)
を
望
(
のぞま
)
ず光る石を
持去
(
もちさら
)
んといふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
湯から
上
(
あが
)
ると縁側の
蒲筵
(
かまむしろ
)
の上に鏡台が出してあつて、化粧役の
別家
(
べつけ
)
の娘が眉
刷毛
(
はけ
)
を水で絞つて待つて居た。
住吉祭
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
得られたれば
此度
(
このたび
)
旦那
(
だんな
)
の
仰
(
おほせ
)
に
別家
(
べつけ
)
でも出し
遣
(
つかは
)
すべきか幸ひ天神丸の
新艘卸
(
しんざうおろし
)
なれば其方
上乘
(
うはのり
)
して大坂へなり又は江戸へなり
勝手
(
かつて
)
な所で一
旗
(
はた
)
揚
(
あぐ
)
べしとて手元金として七百兩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
和
(
わ
)
三
郎
(
らう
)
から初めて徳三郎になつた折の事、ある日
北船場
(
きたせんば
)
の
物持
(
ものもち
)
平野屋の一族が、西桟敷の幾つかを買ひ切つて、見物に来てゐたが、そのなかに
別家
(
べつけ
)
の一人娘お常といふのがゐて
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
興
(
おこ
)
させて
新田
(
につた
)
とは
名告
(
なの
)
らすれど
諸事
(
しよじ
)
は
別家
(
べつけ
)
の
格
(
かく
)
に
准
(
じゆん
)
じて
子々孫々
(
しゝそん/\
)
の
末迄
(
すゑまで
)
も
同心
(
どうしん
)
協力
(
けふりよく
)
事
(
こと
)
を
處
(
しよ
)
し
相
(
あひ
)
隔離
(
かくり
)
すべからずといふ
遺旨
(
ゐし
)
かたく
奉戴
(
ほうたい
)
して
代々
(
よゝ
)
交
(
まじは
)
りを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
かくて
后
(
のち
)
弟
(
おとゝ
)
別家
(
べつけ
)
する時家の物二ツに
分
(
わか
)
ちて弟に
与
(
あたへ
)
んと母のいひしに、弟は
家財
(
かざい
)
を
望
(
のぞま
)
ず光る石を
持去
(
もちさら
)
んといふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“別”で始まる語句
別
別嬪
別離
別荘
別墅
別棟
別懇
別段
別々
別人