“やくひん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薬品71.4%
藥品28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その真鍮しんちゅうぎんのメッキではとくにどんな薬品やくひん使つかいますか」
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
かたわらには患者かんじゃひかしつがあって、そこをぬけると、薬品やくひんのにおいのする診察室しんさつしつがあり、ならんで座敷ざしきになっていました。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
軍事上ぐんじじやう大發明だいはつめい——一だい帆走船ほまへせん——三十七めい水兵すゐへい——化學用くわがくよう藥品やくひん是等これらからおもあはせるとおぼろながらも想像さうぞう出來できことはない。
みづもちひてはかへつてくない場合ばあひは、燃燒物ねんしようぶつあぶら、あるこーるのごときものゝ場合ばあひである。藥品やくひんうちには容器ようき顛倒てんとうによつて單獨たんどく發火はつかするものもあれば、接觸混合せつしよくこんごうによつて發火はつかするものもある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この打合うちあはせがをはると、大佐たいさ命令めいれいで、輕氣球けいきゝゆう海岸かいがん砂上しやじやう引出ひきいだされ、水素瓦斯すいそがす充分じふぶん滿たされ、數日分すうじつぶん食料しよくれうと、飮料水いんれうすいと、藥品やくひん買入かひいれや、船舶せんぱく雇入やとひいれのめにつひや
化學藥品かがくやくひん油類ゆるい發火はつかたいしては、燃燒せんしようさまたげる藥品やくひんもつて、處理しよりする方法ほう/\もあるけれども、普通ふつう場合ばあひにはすなでよろしい。もし蒲團ふとん茣蓙ござ手近てぢかにあつたならば、それをもつおほふことも一法いちほうである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)