“であみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
手網100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当川あてかは(三角なるあみにてとるをいふ)○ひ川(水中にくひをたてあみをはり、さほにて水をうちさけをおひこむ)○四ツ手網であみ(他国におなじ)○金鍵かなかぎ
けれども、次第しだい畜生ちくしやう横領わうりやうふるつて、よひうちからちよろりとさらふ、すなどあとからめてく……る/\手網であみ網代あじろうへで、こし周囲まはりから引奪ひつたくる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
近づくものは一人ひとり残らずその美しい手網であみにからめ取った。葉子の心は知らず知らず残忍になっていた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ればな……いやくちらぬ老爺ぢゞい身勝手みがつてふが、一理いちりある。——ところでな、あのばん手網であみばんをしたが悪縁あくえんぢや、御身おみとほ色恋いろこひさばきたのまれたことおもへ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
気勢けはひが、やがて昼間ひるま天守てんしゆむねうへいたほどに、ドヽンとすごおとがして、足代あじろつたした老人らうじんしづめてつた手網であみ真中まんなかあたりへ、したゝかなものちたおと
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)