“色恋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いろこひ50.0%
いろこい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年紀としをしてしからず、色気いろけがある、……あるはいが、うぬ持余もてあました色恋いろこひを、ぬつぺりと鯰抜なまづぬけして、ひとにかづけやうとするではないか。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ればな……いやくちらぬ老爺ぢゞい身勝手みがつてふが、一理いちりある。——ところでな、あのばん手網であみばんをしたが悪縁あくえんぢや、御身おみとほ色恋いろこひさばきたのまれたことおもへ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それはあの女の親切というものでもなければ色恋いろこいでもなんでもない、ちょうどあの女が夫を失うてさびしいところへ、おれが来たから、その淋しさをおれの身体で埋めようというのだ
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)