“いろこひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
色恋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年紀としをしてしからず、色気いろけがある、……あるはいが、うぬ持余もてあました色恋いろこひを、ぬつぺりと鯰抜なまづぬけして、ひとにかづけやうとするではないか。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ればな……いやくちらぬ老爺ぢゞい身勝手みがつてふが、一理いちりある。——ところでな、あのばん手網であみばんをしたが悪縁あくえんぢや、御身おみとほ色恋いろこひさばきたのまれたことおもへ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……けんども、やきもきと精出せいだいてひと色恋いろこひむのが、ぬしたち道徳だうとくやくだんべい、押死おつちんだたましひみちびくもつとめなら、持余もてあました色恋いろこひさばきけるもほふではねえだか、の、御坊ごばう
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)