“ちょうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チョウセイ
語句割合
長生31.8%
長逝18.2%
嘲声9.1%
張清9.1%
趙生4.5%
張青4.5%
張生4.5%
調製4.5%
超世4.5%
釣聖4.5%
長成4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淡島氏の祖の服部喜兵衛は今の寒月から四代前で、とは上総かずさ長生ちょうせい郡のさん(今の鶴枝村)の農家の子であった。
間もなく不量のことで負傷し、肋膜炎ろくまくえんを起してその年の冬、即ち一八九〇年十一月八日、多くの弟子達でしたちしまれながら、パリの宅に長逝ちょうせいした。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
すこぶるあいまいにゴマしたが、そのたいどにろうばいのようすがじゅうぶんに見えたから、一に静かな空気をやぶって、ドッという嘲声ちょうせいがわきかえり、さしも強情ごうじょう卜斎ぼくさい、ついに
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵将、没羽箭ぼつうせん張清ちょうせいは、はや決死のかくごだったとみえる。たのみにしていた両翼の龔旺きょうおう丁得孫ていとくそんのふたりはすでにられていた。——のみならず賊軍の数は倍加している。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実際また王生は、仲のい友人の趙生ちょうせいと一しょに、自由な生活を送っていた。きに行く事もある。はくを打って暮らす事もある。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
なるほど趙生ちょうせいが指さしたつくえの上には、紫金碧甸しこんへきでんの指環が一つ、読みさした本の上に転がっている。指環の主は勿論男ではない。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
武松が孟州もうしゅう入りの前日に義を結んで別れた例の峠茶屋の夫婦者——菜園子さいえんし張青ちょうせいと、その女房、母夜叉ぼやしゃ孫二娘そんじじょうにわけを打明けて、身をひそめていたのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これの亭主は、菜園子さいえんし張青ちょうせいという者で、元、光明寺の畑番をしていた男だ。腕だけはすこぶる強い。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それでは張生ちょうせいを代理にしておいて、九年の後に更代さすがよかろう。」
考城隍 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
印刷いんさつ出板しゅっぱんの手続きより一切いっさい費用ひようの事まで引受ひきうけられ、日ならずして予がのぞみのごとくなる冊子さっし数百部を調製ちょうせいせしめて予におくられたり。
いわんや草莽そうもうの中に蟄伏ちっぷくし、超世ちょうせいの奇才をいだき、雄気勃々ぼつぼつとして禁ずる能わざるものにおいてをや。いわゆる智略人に絶つ、独り身なきをうれう。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
漁史は、錨綱を繰り放つ役、船頭は戕牁かしつつく役にて、前々夜、のお茶屋釣聖ちょうせいのかかりという、きりっぷの大巻きに鈎尖はりさきの漂う加減に舟を停めぬ。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)
すなわれがず獣身を成すの法にして、さいわいに犬猫のように長成ちょうせいして無事無病、八、九歳か十歳にもなればソコで始めて教育の門に入れて、本当に毎日時を定めて修業をさせる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)