長生ちょうせい)” の例文
従って彼等が長生ちょうせいするには、苦悶の時を長からしむるまでのことで、祝すべきことではない、むしろ憐れむべきものである。
淡島氏の祖の服部喜兵衛は今の寒月から四代前で、とは上総かずさ長生ちょうせい郡のさん(今の鶴枝村)の農家の子であった。
○ゆうべ、うらないてもらった。長生ちょうせいする由。子供がたくさん出来る由。
古典風 (新字新仮名) / 太宰治(著)
日本の古医書は『続群書類従ぞくぐんしょるいじゅう』に収めてある和気広世わけひろよの『薬経太素やくけいたいそ』、丹波康頼たんばのやすよりの『康頼本草やすよりほんぞう』、釈蓮基しゃくれんきの『長生ちょうせい療養方』、次に多紀家で校刻した深根輔仁ふかねすけひとの『本草和名ほんぞうわみょう』、丹波雅忠まさただの『医略抄』
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
A博士はかつて、人工心臓即ち人工的に心臓を作って、本来の心臓にかわらしめ、もって、人類を各種の疾病しっぺいから救い、長生ちょうせい延命をはかり、更に進んでは起死回生の実を挙げようと苦心惨憺さんたんした人であって
人工心臓 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
(南総之俚俗。千葉県長生ちょうせい郡高根本郷村宮成)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ホウエンツクツク 同 長生ちょうせい郡等