“紫金碧甸”の読み方と例文
読み方割合
しこんへきでん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど趙生ちょうせいが指さしたつくえの上には、紫金碧甸しこんへきでんの指環が一つ、読みさした本の上に転がっている。指環の主は勿論男ではない。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しかも一昨日おとといの晩なぞは、僕が女に水晶すいしょう双魚そうぎょ扇墜せんついを贈ったら、女は僕に紫金碧甸しこんへきでんの指環を抜いて渡してくれた。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)