“ずぼん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ズボン
語句割合
洋袴35.7%
筒服14.3%
筒袴14.3%
服筒7.1%
窄袴7.1%
細袴7.1%
7.1%
袴服7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加之しかも二度目の傷は刃物で突かれたと見えて、洋袴ずぼんにじみ出る鮮血なまち温味あたたかみを覚えた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
太い並木の影に、見覚えのある合の洋袴ずぼんをはいた九太が伊代の後からのれんを掻きわけて這入って来た。
帯広まで (新字新仮名) / 林芙美子(著)
ホワイト襯衣しゃつに、しまあらゆるやか筒服ずぼん、上靴を穿いたが、ビイルをあおったらしい。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
肩をもそもそとゆすって、筒服ずぼんの膝を不状ぶざまに膨らましたなりで、のそりと立上ったが
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
若い紳士は、ステッキを小脇に、細い筒袴ずぼんで、伸掛のしかかってのぞいて、
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
間もなく風呂敷包みを持って来て、是ではと差し出すのを開けて見ると少し着古したけれど着るに着られぬ事はない、紺色の外被こうと筒袴ずぼんが入って居る、筒袴は要らぬと外被だけを取って
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
殺気立った男が、詰襟の紺の洋服で、靴足袋を長くあらわした服筒ずぼん膝頭ひざがしらにたくし上げた、という妙な扮装なりで、そのおんなたち、鈍太郎殿の手車から転がり出したように
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二十年も着古した樣で、何色とも云へなくなつた洋服の釦が二つ迄取れて居て、窄袴ずぼんの膝は、兩方共、不手際に丸く黒羅紗のつぎが當ててあつた。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
くちさへけば pardonnezパルドンネ-moisモア, pardonnezパルドンネ-moisモア! 新型しんがた細袴ずぼん穿かねば
火鉢の側へ、仲働が奧さんと玉ちやんとの膳を据ゑて置いてさがるので、博士は膳に塵が掛らぬやうにといふので、部屋の隅の方へ往つて、大禮服のずぼんを穿く。
半日 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
襯衣しゃつ一枚に袴服ずぼん穿いた若い人が、私のそんなにされるのが、あんまり可哀相な、とそう云うて、伊勢へ帰って、その話をしましたので、今
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)