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づぼん
ふりがな文庫
“づぼん”の漢字の書き方と例文
カタカナ:
ヅボン
語句
割合
洋袴
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洋袴
(逆引き)
「あの太陽の色を御覧なさい。」博士は夫人の言葉も耳に
入
(
い
)
らぬらしく、
水夫
(
ふなのり
)
のやうに両手を
洋袴
(
づぼん
)
の隠しに突込みながら言つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
彼
(
かれ
)
の
襟
(
えり
)
の
白
(
しろ
)
かつた
如
(
ごと
)
く、
彼
(
かれ
)
の
洋袴
(
づぼん
)
の
裾
(
すそ
)
が
奇麗
(
きれい
)
に
折
(
を
)
り
返
(
かへ
)
されてゐた
如
(
ごと
)
く、
其下
(
そのした
)
から
見
(
み
)
える
彼
(
かれ
)
の
靴足袋
(
くつたび
)
が
模樣入
(
もやういり
)
のカシミヤであつた
如
(
ごと
)
く、
彼
(
かれ
)
の
頭
(
あたま
)
は
華奢
(
きやしや
)
な
世間
(
せけん
)
向
(
む
)
きであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今度は両手を
洋袴
(
づぼん
)
の隠しに突込むでみた。隠しには何一つ無かつたので、はつとなつたが、よく考へてみると初めから何一つ入れてはなかつたのだ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「私はタゴオルの外套を見た。左のポケツトには『詩』が入つて
居
(
を
)
り、右のポケツトには『哲学』があつた。財布は——財布は確か
洋袴
(
づぼん
)
の隠しにあつたやうに思ふ。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
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