“しんてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心底58.3%
心態8.3%
進呈8.3%
真定2.8%
神庭2.8%
秦棣2.8%
新定2.8%
新邸2.8%
晨亭2.8%
真底2.8%
真諦2.8%
親聴2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『飽くまで、煮えきらぬ態度なら、もう心底しんていは知れたこと。あのような人は見すてて、我々のみで——』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先祖より遺言状の添えてある大切の宝を打砕うちくだき、糊付にして毀さん振をして、箱の中に入れて置く心底しんていが何うも憎いから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
信玄の面に、一瞬ではあったが、慄然りつぜんとした気泡がいた。それの去ったとき、彼は、数日来の疑問を解いていた。謙信の心態しんていがある程度、信玄の心に映じていたのである。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だんじて、僕はいう。君の姉さんの病気はきっと僕がなおして見せる。そのかわり、昨日僕がいったことは、一時忘れていてくれたまえ。今日から僕は、新しい方法によって、名津子さんの病気を完全になおしてみせる。もし不成功に終ったら、僕はこの首を切って、君に進呈しんていするよ」
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
四月さく、景隆兵を徳州とくしゅうに会す、郭英かくえい呉傑ごけつ真定しんていに進みぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
また伊那丸いなまるも、それをとがめるどころではなく、自分の手飼てがいの者が神庭しんていをけがしたのであるから、しゅたる自分の謹慎きんしんするのはとうぜんであって、まだ二十一日にみたないうちにゆるしをたもうのは、神に対してむしろ心苦しいとさえいうのであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秦棣しんていが宣州の知事となっている時である。某村の民家で酒を密造しているのを知って、巡検をつかわして召捕らせた。
また、新定しんていというものがあるが、それはくだってげんの頃に出来たもので、ほんとの定窯ではない。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そんなわけで、彼は間もなく、新邸しんていの中にまたもう一つ新しく素晴らしいものを加えた。それは生々なまなましい新妻にいづまであることは云うまでもあるまい。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
折からあたかも官報局長は更任して、卓落不覊ふきなる処士高橋自恃庵は去って、晨亭しんてい門下の叔孫通しゅくそんつうたる奥田義人おくだよしんどが代ってその椅子に坐した。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
自分は旅行が兄のために有利であると認めたから、Hさんをわずらわして、これだけの手続を運んだのであるが、真底しんていを自白すると、自分の最もんでいるのは、兄の自分に対する思わくであった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まづ内容があつて、形式は後から拵へるものだと思ふものがあつたら、それは創作の真諦しんていに盲目なものの言なのだ。
芸術その他 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其の筆記を読んで其の説話を親聴しんていするの感あらしむるに至りしを以て、議会、演説、講義等直写の筆記を要する会席に聘せられ
怪談牡丹灯籠:03 序詞 (新字新仮名) / 若林玵蔵(著)