“さしあげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差上57.1%
指上28.6%
進呈14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蟠「それは至極面白い、酒の座敷ではそう云う洒落しゃれた証文は面白い、それじゃア紀伊國屋、若し金が返せぬときは女房を貴殿方へ召使に差上さしあげるという証文はどうだ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
請取うけとりすぐに賣ても十四五兩はまうけ徐々そろ/\賣ば三十兩は屹度きつと利の有る品何卒九十兩御貸下さるべし直に御入用に候はゞ糶拂せりはらひにして指上さしあげ申べし少々せう/\手間取てまどりても苦しからずば代物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
結城子爵の三男の善也というのが私の名です——この絵は売品ではございませんからお売りすることは出来ませんけれど折角ご懇望のご様子ですから進呈さしあげることに致しましょう
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)