“秦棣”の読み方と例文
読み方割合
しんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秦棣しんていが宣州の知事となっている時である。某村の民家で酒を密造しているのを知って、巡検をつかわして召捕らせた。
その家の主人とせがれと孫との三人も、その事情を訴えるために付いて行った。さて行き着くと相手の態度は俄かに変って、知事の秦棣しんていは巡検らの縄を解いて、あべこべにかの親子ら三人を引っくくった。