“しゃべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
41.5%
饒舌31.9%
喋舌24.7%
0.6%
喋言0.3%
多舌0.3%
喋苦0.2%
演舌0.2%
0.2%
0.2%
𩜙舌0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弁信法師がこういって、見えない眼をしばたたいたのは、物に感じて、また例のおりを禁ずることができなくなったものでしょう。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
るかと云うに、いやこそにうましなぞと口より出まかせに饒舌りちらせば、亭主、さらば一升まいらせむ、食いたまえと云う。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
香具師の親方の「釜無の文」は、手下の銅助を向うに廻し、いい気持に喋舌っていた。傍に檻が置いてあり、中に大鼬が眠っていた。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
真実に……。」と鼻頭で笑って、「和泉屋の野郎、よけいなことばかりりやがって、彼奴が何の厄介になった。干渉されるわれはねえ。」
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
 「この事は、誰にも喋言っちゃいけねえぞ。いいか、かかり合になると五月蝿えからな」
森の石松 (新字新仮名) / 山中貞雄(著)
見込が有るに依て実は彼奴の意見の底を探りたいと下から出て煽起ればに乗てペラ/\と多舌りやがる、ヘン、彼奴が経験経験と経験で以て探偵すれば此方は理学的と論理的で探偵するワ
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「駄目だアーッ」と再び呶鳴ったが、思量なくベラベラ喋苦り出した。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
御馴染甲斐打寄冠詞前席から。ギッシリ詰る大入は、誠に僥倖当。俵の縁語に評さえを。例の若林先生が。火鉢にあらぬ得意の速記に。演舌るが儘を書取られしが。写るに速きは消炭も。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
アンドレイ、エヒミチはうんざりして、長椅子になり、倚掛けたまま、って、喋喋るのを詮方なくいている。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
勇少年と大辻とは、それに気づかない様子で、夢中になってりつづけていた。しかし二人の男女が立ち去ってしまうと、思わず顔を見合わせてニッコリと笑った。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私はもう草臥れて𩜙舌る興味もなくなっていたので、では君のわかる絵はどれだと聞いてみた。友人は各室を歩き廻って、会場中で一番つまらないと思われる花の絵を指して、これがいいといった。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)