“しやべり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喋舌52.0%
饒舌40.0%
4.0%
嘵舌4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何だか、晝狐ひるぎつねにつまゝれたやうな心持、平次はもとより、お喋舌しやべりのガラツ八も、毒氣を拔かれて默り込んで了ひました。
批評会でお饒舌しやべりした一行も、夜の更けた上に此の世間ばなれのした河上の月光の下で誰も皆おとなしい。数人の芸妓達も皆上品にしてゐる。
月二夜 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
酒が來ると、田原は一層はしやいで、高調子のおしやべりは止度が無くなつて來る。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「えゝ。よく嘵舌しやべります」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)