“おしやべり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
饒舌64.7%
饒舌家17.6%
喋舌11.8%
噪々5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「二枚だよ。」などゝ私の分まで切つてしまふと、決して私が言葉をいれる余地が無いほどの饒舌おしやべりを続けるのであつた。
競馬の日 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
彼男あのをとこ饒舌家おしやべりで、真個ほんたうに仕方が無い奴だ。』と独語ひとりごとのやうに言つた。やがて、銀之助は何か思ひついたやうに、『何ですか、勝野君は其様そんなに御寺へ出掛けたんですか。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
百瀬もゝせさんの喋舌おしやべりは中途半端なんですのね。
犬は鎖に繋ぐべからず (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
流し詫入わびいるていこそ笑止せうしけれ長庵は忠兵衞を尻目しりめにかけだまれ忠兵衞いらざるなんぢ噪々おしやべりより我が舊疵ふるきず
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)