喋舌おしやべり)” の例文
平素ふだんうるさいと思ふやうな女の児の喋舌おしやべりまで、其朝にかぎつては、可懐しかつた。色のめた海老茶袴えびちやばかまを眺めてすら、直に名残惜しさが湧上つたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
百瀬もゝせさんの喋舌おしやべりは中途半端なんですのね。
犬は鎖に繋ぐべからず (新字旧仮名) / 岸田国士(著)