“おしゃべり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
饒舌84.2%
饒舌家10.5%
御饒舌2.6%
饒舌娘2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は酒売台さけうりだいに陣地を取ったわけだが、ところがそこの主人は大変な饒舌おしゃべりで、僕のききたいことは、何もかもよく喋べってくれた。
たいがい彼等は饒舌家おしゃべりで、道楽者で、勇み肌で、堂々たる恰幅をしている。ノズドゥリョフは三十五歳にもなっていながら、まるで十九か二十の青年と変りがなく、至って遊蕩あそびずきであった。
もっとも自分も御饒舌おしゃべりだから、兄と違った方面で、ルネサンスとかゴシックとかいう言葉を心得顔にふり廻す事も多かった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おまけに前と比べると丸で生れかわったように饒舌娘おしゃべりになってしまってね……そうしてそのうちに、あんたがたまらない程可愛いくなって来るにつれて
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)