“じょうぜつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
饒舌99.3%
𩜙舌0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不幸にして露西亜はレーニンの奇蹟的な偉業とアンナ・スラビナの半身不随によって、過去タレルキンの饒舌じょうぜつ、私に遺伝してしまった。
恋の一杯売 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
饒舌じょうぜつよりはむしろ沈黙によって現わされうるものを十七字の幻術によってきわめていきいきと表現しようというのが俳諧の使命である。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
紅紫繚乱こうしりょうらんとして入り乱れている、晴れがましいこの場のありさまにも、ちっとも心を驚かさず、範覚が日頃の𩜙舌じょうぜつを封じて、オドオドキョトキョトしている様子を、笑止らしく横眼で睨みながら
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)