“𩜙舌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃべ50.0%
じょうぜつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はもう草臥れて𩜙舌しゃべる興味もなくなっていたので、では君のわかる絵はどれだと聞いてみた。友人は各室を歩き廻って、会場中で一番つまらないと思われる花の絵を指して、これがいいといった。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
紅紫繚乱こうしりょうらんとして入り乱れている、晴れがましいこの場のありさまにも、ちっとも心を驚かさず、範覚が日頃の𩜙舌じょうぜつを封じて、オドオドキョトキョトしている様子を、笑止らしく横眼で睨みながら
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)