“紅紫繚乱”の読み方と例文
読み方割合
こうしりょうらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小鳥の啼き声、蜜蜂の唸り、小枝に当たる微風のき、何んとも云えず快い。地上には草が青々と生え紅紫繚乱たる草花が虹のように咲いている。
人々はみんな出払っていて、四辺はひっそりと静かであった。女太夫の楽屋のことで、開荷衣桁、刺繍した衣裳など、紅紫繚乱美しく、色々の物が取り散らされてあった。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
紅紫繚乱として入り乱れている、晴れがましいこの場のありさまにも、ちっとも心を驚かさず、範覚が日頃の𩜙舌を封じて、オドオドキョトキョトしている様子を、笑止らしく横眼で睨みながら
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)