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こうしりょうらん
ふりがな文庫
“こうしりょうらん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
紅紫繚乱
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅紫繚乱
(逆引き)
小鳥の啼き声、蜜蜂の唸り、小枝に当たる微風の
囁
(
ささや
)
き、何んとも云えず快い。地上には草が青々と生え
紅紫繚乱
(
こうしりょうらん
)
たる草花が虹のように咲いている。
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
人々はみんな出払っていて、
四辺
(
あたり
)
はひっそりと静かであった。女太夫の楽屋のことで、
開荷
(
あけに
)
、
衣桁
(
いこう
)
、刺繍した衣裳など、
紅紫繚乱
(
こうしりょうらん
)
美しく、色々の物が取り散らされてあった。
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
紅紫繚乱
(
こうしりょうらん
)
として入り乱れている、晴れがましいこの場のありさまにも、ちっとも心を驚かさず、範覚が日頃の
𩜙舌
(
じょうぜつ
)
を封じて、オドオドキョトキョトしている様子を、笑止らしく横眼で睨みながら
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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