“こゝろづよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
心強100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その庖丁はうちやうのとん/\とあひだせはしく八人坊主はちにんばうずうごかしてはさらさらとわらしごおとかすかにまじつてきこえる。おしな二人ふたり姿すがたまへにしてひど心強こゝろづよかんじた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ともしびのかげすこくらきをいだもとにゆるは殿との、よし慝名かくしななりとも此眼このめかんじはかはるまじ、今日迄けふまでふうじをかざりしはれながら心強こゝろづよしとほこりたるあさはかさよ
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
れてはゞかりさまといひもあへけぬうちにおいそぎなされなまなかおまをさずばほどつもるまいものおどくのこといたしたりおわびはいづれとおく門口かどぐちいぬこゑおそろしけれどおくりの女中ぢよちゆうほねたくましきに心強こゝろづよくて軒下傳のきしたづた三町さんちやうばかり御覽ごらんなされませあの提灯ちやうちん
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)