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いひかは
語句 | 割合 |
言交 | 40.0% |
云交 | 20.0% |
言換 | 20.0% |
言替 | 20.0% |
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花の
下ふむ
露のあした
双ぶる
翅の
胡蝶うらやましく
用事にかこつけて
折々の
訪おとづれに
餘所ながら
見る
花の
面わが
物ながら
許されぬ
一重垣にしみ/″\とは
物言交すひまもなく
兎角うらめしき
月日なり
隙行く
駒に
形もあらば
我れ
手綱を
捨て遁しこそ
遺恨なれと自殺して
死せしとぞ又瀬川は年頃
云交せし男と
連副しに何時となく
神氣狂ひ左右の
小鬢に角の如き
癌出來し故人々彼の
留守居の
執念にてや有んと云しが
何時しか人の見ぬ間に
井戸へ身を
盡して
待遇けるにぞ吉之助は
斯る遊びの初めて
成ば
魂魄は
天外に
飛只現の如くに
浮れ是よりして雨の夜雪の日の
厭ひなく
通ひしかば初瀬留も
憎からず思ひ吉之助ならではと今は
互に
深く
云交し一
日逢ねば千秋の思ひを
上げ若し長庵殿
言事にも程が有る
近所には居らるれどもお前とは
染々物言換した事も無いに私しと
密通を仕て居るなどと根も葉も
無事を
讓りしとぞ
爰に又丁山と小夜衣の兩人は
程なく
曲輪を出てたり姉の丁山二世と
言替せし
遠山勘十郎と云し人も病死なせしかば其跡を