“いちだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一段58.1%
一団22.6%
一團16.1%
一弾3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やが船尾せんびかたると、此處こゝ人影ひとかげまれで、すで洗淨せんじようをはつて、幾分いくぶん水氣すゐきびて甲板かんぱんうへには、つきひかり一段いちだん冴渡さへわたつてる。
うすると、こゝろきざんで、想像さうざうつくげた……しろ俘虜とりこ模型もけい彫像てうざうが、一団いちだんゆきごとく、沼縁ぬまべりにすらりとつ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みづない、水道すゐだうまつた」とこゑが、其處そこ一團いちだんつて、あしとともにふるへるわたしたちのみゝつらぬいた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この弾丸というのは、園長が沙河さか大会戦だいかいせん奮戦ふんせんはてに身に数発の敵弾をうけ、のち野戦やせん病院で大手術をうけましたが、遂に抜き出すことの出来なかった一弾いちだんが身体の中に残りました。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)